永田エンジニアリング株式会社

 事業案内/石炭処理部門
2-01.
旧炭鉱のズリ山(ボタ山)から火力発電所燃料として利用可能な
石炭を回収
 炭鉱から採掘された原炭には石炭の他に、利用価値のない石・土砂(ズリ、またはボタと呼ばれる)が含まれています。通常、原炭は採掘後に石炭と石・土砂に選別されます。この石・土砂の集積場をズリ山(ボタ山)と言い、現在も北海道や九州の旧産炭地に多く残されています。
 かつて、石炭鉱業が栄えた明治から昭和初期は、石炭の選別技術が未熟でした。このため、その頃にできたズリ山には選別で回収できなかった石炭が多く含まれています。ズリ山によっては10%~30%程の活用可能な石炭が残っていると見られています。
 昨今、エネルギー源が見直される中、旧炭鉱のズリ山に含まれる石炭を回収し、火力発電所の燃料として再利用する取り組みが注目されています。当社は、ズリ山から石炭を回収する「石炭の選別プラント」を提供しています。
   

ズリ山(左)とズリ山に含まれる石炭(右)


実施例
納入先 北海道夕張地区
納入年 2015年
処理能力 40ton/h
処理物 ズリ
概 要 ズリの受け入れから選別後の払い出し製品コンベヤーまでの選炭プラント一式の基本計画、設計、製作、据付、試運転を実施。

石炭選別プラントの代表的なフローシート



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